残雪の本沢温泉♨
早春の北八ヶ岳を歩いて、『日本最高所の野天風呂』へ、行ってきました~
稲子湯~本沢温泉
朝7時頃にみなかみを出発、稲子湯に駐車してスタートです。
さすがに3月最後の週末、春の空気がぐぐっと上がってきて朝から春の陽気。
シャバシャバ雪で歩きにくい💦
八ヶ岳山麓、標高も高いし、みなかみとは大きく違った気候。
植生も全然違っておもしろいです。
これからその特徴である、長ーい針葉樹林帯を歩きます。
カラマツにのれんのように着生したサルオガセ。
足を森の奥に進めれば、コメツガの松ぼっくり。小さめです。
谷川連峰の周辺は、高山らしい針葉樹林帯というのが無いので、こういう景色が新鮮に映ります。
コメツガの中にシラビソも混じっています。
雪の多い地域はオオシラビソ、このあたりはシラビソ。
その名を冠した「しらびそ小屋」で一休み。
みどり池越しの天狗岳が美しい~
本沢温泉あったか小屋泊
さらに樹林帯を歩き、およそ3時間半で今日の目的地「本沢温泉」に到着~
レトロな外観。
開業は明治15年!付近は温泉っぽい匂いがします。
小屋番さんが屋根の雪落としをしたり、庭の雪解け水が履けるよう作業するほか、登山者はいません。
まだまだ雪山、ひっそりとしています。
さっそくチェックインして、新館のお部屋に案内していただきました。
お部屋には・・・
こたつ!!!
小屋番さんが「こたつが暖かいか確認してください~」と。
はい、十分に暖かいです!!
よく見るとコンセントがありません。
豆炭コタツのようですね~
じんわりとしたぬくもりが最高です。これは冬は応えられない😭
廊下も石油ストーブが焚かれており、部屋を出てもポカポカです。
冬の暖かさは、何よりのおもてなしですね。
さて、さっそく身支度して野天風呂へ!
すすむにつれ、硫黄の匂いが強くなってきます。
整備された風呂へ行く道としては、最高難度に近いのでは?と思われるザレ場を通り、到着!
ちょうど良く空いたところだったので、サッと脱いで入っちゃいます。
湯温はかなり熱め!ヌル湯好きにはちと厳しいかも。
ゆっくり楽しみたい方は、そちらのトレーニングをしてから来訪を薦めます。
小屋脇にある冬季限定の「石楠花の湯」は鉄分が多いのか、赤茶色の温泉。
こちらも熱い!最高!
お夕食は定番らしい豚キムチ~
そしておでん✨✨
お腹もいっぱい、ぽかぽかのお部屋でゆっくり眠れました~
夏沢峠からの下山
翌日はなかなかの暴風予報~
小屋周辺は樹林帯の中なので、あまり風を感じませんが、西側は雲が覆っています。
ともあれ、夏沢峠までは行けるだろうということで、出発!
ザクザクとした雪、高度をどんどん上げていきます。
1時間と少しで夏沢峠に到着。強風を避け、小屋の間に逃げ込みます。
標高は2430m。
谷川岳より500m近く高い~
冬の八ヶ岳の厳しさを体感し、この日は下山です。
樹林帯をトコトコと下って行きます。
クロカンスキーがあれば楽しく歩けそうだなぁ~とか考えつつ、昼過ぎには登山口へ着きました。
観察できた鳥🐦ウソ♂(小屋食堂)、マヒワ(登山口付近)、コガラ、シジュウカラ、ヒガラ