オオハンゴンソウ駆除作業

史上最も暑い7月となっています。

みなかみの山沿いも、本当に暑いです・・・🥵

そんな中、谷川岳のふもとでオオハンゴンソウの駆除作業がありました。

オオハンゴンソウは『特定外来種』に指定されている植物です。

道路ぎわには花が咲き始めていました。一緒に作業した皆さんの写真、お借りしました、ありがとうございます!

オオハンゴンソウ
オオハンゴンソウ

5月の連休頃に発芽し、7月に開花、8月に種をつけます。

繁殖力が強く、在来種を押しのけて群落を作ってしまうため、駆除の対象になっています。

今の時期なら、草丈が大きいので識別しやすく、種子が飛び散らないというわけ。

今回は、土合駅周辺の国道沿いに向かいます。

根が残ると再生するので、なるべく残さないように引き抜きます。

道脇のヤブで駆除作業
道脇のヤブで駆除作業

いつもたくさん生えてるなぁ、と思っていましたが・・・

ヤブの中は思った通り、かなりの密度ではびこっているため、全然はかどりません。

大きなイタドリやイラクサが茂っています。

が、オオハンゴンソウを抜くと植生が半分くらいに減りそうだ・・・・

ゴミ袋にまとめますが、すぐに一杯になってしまいます。

根ごと除去する必要がある
根ごと除去する必要がある

根が少しでも残ると再生するうえ、土に埋まった種子が長い時間発芽能力を持つそう。

この場所の駆除も一度では終わったことにならず、来年以降も続けないとなりません。

今回は地元の先輩方と一緒でした。

ずっと前から、谷川岳や町内の調査にも携わっている先輩方が始めた活動。

まだ若いオオハンゴンソウの花
まだ若いオオハンゴンソウの花

仕事を通して、この土地をもっと知りたい、と思います。

私たちが関っている登山は、レクリエーション、ただの遊びです。

不要不急の外出は控えよう、という時期がありましたが、登山はほぼ『不要不急』でしょう。

(絶対にこのタイミングで、トライしたい!という個人的挑戦もあると思いますが、基本的には)

それに関わり、さらに仕事として携わっている。

なのに、森や山は、何度行っても、知らない事だらけです。

植物の解説なんてすることもありますが、森の中の植物の1000分の1も分かってないと思います。

(ちなみに、みなかみ町内には1500種植物があるそう。そう考えると、1000分の1は言い過ぎ?)

(とはいえ、森の中には目に見えないものも沢山あるし、やっぱりほんの一部しかわかってない!)

ただ、私は研究者や調査が得意な人のように、一つの事に没頭するというのが、性に合いません。

そういう人達にずっと憧れてきたけど、悲しい事にどうやらとても難しいようです。

やっと分かってきました😂

なので、せめて、自然をもっと多角的な視点で見られるようになりたい、と思います。

山にもっとなじみたい、とも思います。

何かのジャンルに捕らわれず、面白いものをたくさん見つけたい。

それは、山の事を深く知ることであり、もっと楽しくなる糸口なのではないか、と思います。

へなちょこな歩み、ですが、少しずつ。

それから、こうした活動を通して、普段話さない方と話せることも大事。

ていうか、自然と関わってるように見えても、8割がたは人間関係かもしれません。