冬のプライベートツアー🐳運動不足もおもしろし
スノーシューツアーのリクエストをいただき、武尊山ろくを歩いてきました。
林道をしばらく歩くと、段々登りになってきます・・・
冬の運動不足が~・・・と話しながら、それでも着々と高度を上げていきます。
私も最近スキーで滑るのが多くて、歩いてないので運動不足!
ここからは急坂。上を目指して、登るのだ~
登山道をたどるのとは違い、自分達でルートを決めて歩くのが積雪期のだいご味ですね。
いつものルートやトレースを信じすぎず、どうしたらラクに行けるか考えます。
ここは沢地形でたくさんのスノーボールが見えますが、冷え込んだ今朝は大丈夫そう。
斜面をトラバース。
上から撮って頂きましたが、かなりの傾斜があります。
使用しているスノシューは横移動に比較的弱いので、足場をしっかり作っていきます。
さて!ゴールは目前。
ここが大幽洞窟です。
名物の氷筍が育っておりました👌
大幽洞窟には、かつて「ヤツカハギ」という神獣が住んでいたという伝説があるそう。
かつて尾瀬や藤原の辺りをねぐらにして、麓の村に出てはいたずらをしていたそうな。
ある日、大幽洞窟に隠れていたのを村人が見つけて、洞窟内に降りていく藤蔓を切って退治したという話。
ヤツカハギの伝説はみなかみ町内の他の山にもあり、そちらでは「ヤツカハギ=八束(こぶし八つほどの)脛(すね、ふくらはぎ)」という意味で、
つまり握りこぶしを8つ並べたほど脛が長い、大きな体の化け物、と言うほどの意味と説明されています。
もしかしたら昔々、まだこのあたりに朝廷に従わない異民族がいて、山から山へ住処を変えながら暮らしていたのでは・・・?
または奥利根は新潟からのマタギも活躍していた場所というから、ここをねぐらにするマタギ同士の縄張り争いがあったのでは・・・
なんて想像できるくらい、広くて寝泊りできそうな洞窟です。
ただ、氷筍とあいまって異界感がむんむんなので、一人で過ごすのはちょっと怖そう。
日なたを選んでお茶にします。
太陽が昇りると、ツララや雪が融けて落ちてくるので、休憩場所の頭上と斜面上方には気を付けて。
帰りは滑ったり転んだりしながら、順調に降りていきます。
こんなふうに。
Kさん、出演ありがとうございます。
上の原まで戻ったら、山を眺めながらしばし真っ白なフィールドを散策。
足あとが無い場所を進むのは何とも言えません。
そして、立ち姿が上手く撮れるテクニックを教えて頂き、撮影会になりました😊
あれ、ちょっと猫背・・・!?