西上州毛無岩 錦秋のハイグレード・ハイキング
ガイドの仲間と西上州に行ってきました。
今回は打田鍈一氏の『藪岩魂』にも掲載の毛無岩に行ってみることに。
まずは景色の良さそうな「尾根コース」から山頂を目指してみます。
南牧村の星尾集落、林道を少し詰めた所に駐車、神社の横から沢を横断します。
沢を少し入った所に、立派な道標。
道からは道標は見えないので、スタートの難易度がちょい高め。
これもまた良し。
ピンクテープに導かれていきます。
尾根上は紅葉が良い感じ。
ガイドの先輩氏は、ウェアとザックが赤・オレンジで紅葉に同化していました。オシャレですよ?
標高を上げてくると周りの岩稜も見えてきました。紅葉と岩のコラボがが見事です。
天気も良いし、ナイスな日和。
途中、仕事中の知人から連絡が入りました。
「今日は西上州です」と返信。
しばらくすると「快晴の錦秋、岩稜帯歩きなんて、毒のある報告要りません」との旨、返信が。
そうですね、平日お仕事の皆さんからは許すまじです。これは。
まっとうな山ヤの怨みが、電波にのって届いた気がしましたが、気にしない。
ヤセ尾根が続きます。ヘルメットは最下部以外、ずっと着用していました。
迷うかと思いましたが、かなり人が入っていると見え、踏み跡も明確。
2時間ほどで山頂(岩頂?)に到着~
ここからは相沢越を目指して岩稜を下ります。
ちょっと見では道があるように思えない所を降りていきます。
しばらく歩いてから振り返り、人間、意外と大丈夫なもんだなぁと思います。
この岩稜の先、沢に降りていくのですが、地形がとても複雑でめちゃ迷いそうでした。
今回は3人で地図とGPSを見ながら歩きましたが、地図読みのスパルタトレーニングには良さそうです。
下山は沢沿いに行く道でしたが、ケモノ道と踏み跡が交錯していて、なかなか分かりにくい。
ヤバイのは何パターンかあり、
①沢に降りる→変なへつりを無理に進む→急傾斜すぎて詰む
②沢に降りる→変なへつりを無理に進む→滝があって詰む
という2パターンかと思われます。
こんな大きな滝もありました。なんだかお得な気分。
何年か前に毛無岩のお隣、立岩で実感した事を思い出したのでした。
あの時はホントに迷って沢に降りたら滝があり、凍った枝沢を登りつめたら登山道に出られたという・・・
なんにしろ、秋は日が短いので、時間に余裕を持つことがとにかく大切ですね!!
下山おやつは、お土産のおすそ分けでいただいた最中。
打田氏が登られた時と比べ、だいぶ人が増えて登りやすくなっている様子でした。
今回は、まだ明るいうちに下山出来てよかったデス。