北海道の旅2024 ①利尻島
今年の夏休みは、北海道に行ってきました!前半は利尻島です。
稚内に着陸直前、利尻富士が見えます。島感、でてきました〜
利尻島はこんなとこ
なんと言ってもコンブの島です。
風に流されて、島全体でコンブの匂いがします。
お宿の窓からは、早朝浜でコンブを拾うおじさんをキャッチ。
たくさん収穫して、浜辺の小屋の壁に洗濯バサミで干していました。
山のオジ達が畑に出るように、海のオジ達は浜に出るのですね。
おじさん、覗き見してごめんなさい!
袋澗(ふくろま)という、かつてニシン漁で使っていた施設があり、寝ているゴマちゃんにも会えました🦭
稚内の水族館から預かっているとのこと。早く元気になってね。
それから、名物『かもめの自販機』も必見。
リアルめなカモメが佇んでいる、普通の自動販売機でした。値段もふつう。
利尻山ハイク
上陸3日目、良いお天気になったので、いよいよ利尻山に登ります。鴛泊(おしどまり)コース往復。
標高200mほどからスタートですが、針葉樹とダケカンバなどの森が続きます。
身近な所で言ったら、尾瀬沼の周辺、標高1600mくらいの森の様子と似ています。
3時間ほど歩いて七合目を越えると、やっと山頂が見えてきました。
良い天気で素晴らしい尾根。
ところで、利尻山にはトイレはありません。全て携帯トイレを使用することになっています。
見ている中でも、数人の方が用を足しており、かなりの人数が使っている様子でしたが、汚れている所はありませんでした。
周りは木が減り、斜面には高山植物のお花畑が広がってきました。
たぶんイワギキョウ🌷
岩の上の苔と地衣類がカーペットとなり、エゾツツジなどが咲いています。
九合目をすぎると、土のうの山が。
『運搬にご協力下さい』と書いてありんす。
えぐれてしまった登山道を埋めるための工事に使うようです。
利尻山の上部は赤土でポロポロ、とても侵食に弱いのだそう。
ここまでの道中も、様々な土留めがありましたが、崩壊を防ぐのは間に合ってない所も🤔
谷川岳で見慣れた黒いアミアミもあり…🫠
せっかくなので、土のう運搬、我々もひと袋ずつお手伝い。
崩れてガリーになってしまった場所はマリオの土管みたいな、でかいチューブが並べられてます。
ここに土のうの中身を搬入して、崩れた登山道の嵩上げをするって事ですね。
下山中の方には「オジサンも運べたから頑張って!」と声をかけてもらいました😼
たった数十メートルですが、なんかイイことした気分。こういう仕組みがあると、登山者の楽しみも増えるなぁ。
そんなこんなで、山頂へ到着!
標高差1500mは歯ごたえ抜群。
登りでがありました。
下山時には、南側のガスが消えました。
港に入るフェリーもよく見える。
海と空がひと続き、シートゥーサミット、気持ち良い!
下山したら、登山口にある携帯トイレ回収ボックスに使用済みトイレをポスト。
利尻で会えた鳥ちゃん
さてさて、利尻島はバードウォッチングの地としても有名です。
まず、島のどこに行っても、コマドリの声が響いてます。利尻駒と呼ばれ、美しく囀ると言われているそう!
ベストシーズンは木々の葉が生い茂る前、6月ころなのですが、それでもいろいろと見られました🦉
まず、ノゴマ。国内では北海道に夏鳥として渡来します🐦⬛
オレンジ色の喉元がオシャレ〜
この♂は登山道沿いで、長々とさえずりを聞かせてくれました。感動🥹
そして、最大級のキツツキ、クマゲラ!
四合目あたりまで下山してきたとき、突然、『キョーーーーン』という大きな声。
足を止めると30mくらい先の針葉樹に、黒い影!!🐦⬛
真っ黒の体に、頭の赤いベレー帽が小さめだったので、おそらく♀
短時間、しかも歩きながらだったのに、この二種に会えたのはラッキーでした。
土のう運びで徳を積んだからか?土のうよ、ありがとう🥹
その他にも、滞在中にコマドリやウミネコ、ウミウなど、島内で観察できました🦉
お土産は、利尻山コマドリプロジェクトの寄付手ぬぐい(1,000円)