トコトコ西上州・立岩
今回はちょっとピリリとした山行です。
秋から初冬は西上州エリアの良いシーズン。
星尾集落の奥にある「立岩(たついわ)」を登ってきました!
駐車場から1時間ほど登ると、ゴルジュ帯。ザレ場が続いて足元が悪い!
全く気が抜けません。
続いて、長い鎖場。
幅の狭い登山道、クサリを片手に登っていきます。
しっかりした立ち木がある所で息を整えて~
この日は落ち葉がたくさん積もった落ち葉が曲者でした。
滑るのはもちろん、道迷いしそう。
そして、踏み分けられた落ち葉が、登山道のキワキワに寄せられている。
どこまで道なのか一見して分かりません。怖い。
ゴルジュ帯を通過すると、気持ちの良い広葉樹林となります。
ここは落ち葉を楽しむ余裕が出てきました🍂
後ろからの写真はご参加の方にいただきました。
今日は終日、しんがりありがとうございます😆
ぐぐっと高度を上げて、岩の上に飛び出しました!
がんばりました~👍
今日は快晴、逆光や~🌞
眺望を楽しみつつランチ、ですがさすがに12月、身体がどんどん冷えてきます。
早々に片づけて北側の道を下山です。
下山路もなかなか険しい箇所が連続します。
日陰で風が吹き込み、気温も低め。寒さを感じました。
十メートルくらいの登り返し。これはもうクライミングです。
ひゃー🙀
一歩一歩は難しくないのですが、そもそも不安定な岩や木があったり、落ち葉がかぶさっていたり。
その場でないと分からないコンディションに対処が必要です。
百名山に入るような有名な山だと、たくさんの人がつかむ枝や足場は、明瞭になっています。
険しい箇所もわりあいに気楽に歩いていること、ありませんか?
良く整備されたルートに、歩かせてもらっているとも言えるかも。
そういう意味では、西上州の山々は「自分で歩く」ことが求められるルートかもしれません。
しびれます。
立岩の岩塊があっという間に遠ざかり、背景になってきました。
でもまだまだ、気が抜けません!
すごく滑りやすい落ち葉の道を下山していくと、大きな岩棚がポカンと現れます。
こちらは威怒牟幾不動(イムヌキフドウ)。
お社は崩れていましたが、岩の大伽藍を前にすると荘厳な空気でした。
こちらの看板から少し行ったところには、大沢一心行者の墓石がありました。
登山口まで歩く途中も、文字は判読できませんでしたが、そこここに石柱があります。
ところどころ、岩を敷いてある場所もあり、昔の信仰を偲ばせる岩の道でした。
岩場の緊張で、私も、皆さんもお疲れ気味。
歩きながら台湾グルメの話で盛り上がりました🥡
ルーローハン食べたいなあ💓
台湾は山もたくさんあるのでぜひ行ってみたいです。
良いスポットご存じの方いらしたら、ぜひ教えて下さい🙏
登山口に戻ると、予定通り14時半ですが、夕方の雰囲気。
冬ですねぇ。
帰り際、麓の星尾集落にとてもキレイな公衆トイレがあり、使わせてもらいました。
そこから見上げた立岩の写真をお借りします。
村を見守る、なんともカッコイイ裏山です。
合掌🙏
トコトコの活動、2023年はそろそろ終わりです。
今回はピリリとした所がありつつ、楽しく歩かせていただきました😊
それと同じくらい嬉しいのは、以前参加された方が、
新しい山に行かれたり、必要に応じて新しい道具を買ったり、山友ができたり・・・
お会いするたび、色んなステップを見せて下さることです。
良いことばかりではなく、時にはケガだったり、悩みだったりもしますが、
それも登山ライフの一つであり、トラブルが起こるのは私自身も同じです。
何よりガイドをしていて、山を好きな仲間の輪が広がることが、とても嬉しいと感じます。
今日も大変お疲れ様でした、ご参加ありがとうございました!