百名山プライベートガイド 横手山・四阿山・上州武尊【ガイド記録】

10月半ばの三日間、百名山を目指すお客様と山歩きに行ってきました。

めざすは上信国境の横手山・四阿山と、北毛の名峰上州武尊山👣

Day 1. 横手山(よこてやま)

遠路お越しいただいたお客様とミート、1日目は横手山へ。

こちらは深田久弥氏の百名山の一座、草津白根山のすぐそばにある山です。

途中の草津道路は、草津白根のお釜など間近に見ながら走れます。

横手山山頂はキリの中
横手山山頂はキリの中

山頂はガスガス真っ白でしたが、カフェで美味しいパンケーキを頂いて下山。

スキー場を抱える山は、着々と冬じたくが進んでおりました。

あまり見たことないタイプの、これは雪上車?カッコイイ!

かわいい雪上車
かわいい雪上車

次の日の四阿山登山のために、菅平に移動してこの日は終了です。

Day 2. 四阿山(あずまやさん)

菅平ではペンションウッドラフさんにお世話になりました。ちょっと奥まっていますが、可愛くてまったり。

ペンションウッドラフさんの朝食
ペンションウッドラフさんの朝食

目にも麗しい朝ごはんを頂いてからスタートします。イタリアンパセリのオムレツ、トロトロで美味しかった~🐣

朝食は通常8時からのようですが、6:30スタートに変更してもらいました。

コンビニの開店時間(24時間ではない!)を気づかってくださったり、快適に過ごしました!

菅平牧場のゲートで駐車料金300円を支払い、登山口へ。

朝は雲が多かったのですが、段々と晴れ、根子岳に着くころには青空に。

まずは根子岳に登頂
まずは根子岳に登頂

四阿山との間の稜線は、火山らしい景観が楽しめました。

奥に見える台形っぽいのが、山頂ですね~

根子岳から四阿山方面を見渡す
根子岳から四阿山方面を見渡す

ちょっとワイルドな登山道を抜け、山頂です。

「平穏安寧」など書かれた小石が、たくさん奉納されています。

四阿山のお宮
四阿山のお宮に到着

下山は中尾根と呼ばれる南に伸びる尾根を下り、牧場の中に出てきました。

荒々しい山肌と、登りで歩いた尾根が眺められるのも面白いです。

Day 3. 武尊山(ほたかさん)

3日目は今回歩く三座のうち、最も手ごわい武尊山です。

読み方も手ごわいです・・・

地図などでは「ホタカヤマ」と読ませるようですが、

地元では「ホタカ」と言えば通じるし、または「ホタカサン」と呼ばれます。

長野の穂高と間違えられないよう、上州武尊と呼ばれることも。

紅葉の上州武尊山
紅葉の上州武尊山

終日キリが抜けない一日でしたが、朝早くに青空と紅葉の尾根が見えました。

川場野営場からのコース、前武尊(まえほたか)までは急登ふくめおよそ2時間半。

道も良くないので、なかなかです。

前武尊からは岩がちの稜線を歩きます。

あざやかな紅葉にハッとしつつ、気が抜けません!

キリの岩稜を歩く
キリの岩稜を歩く

山頂に到着すると、5人くらい先行の方がいました。

身体も冷えるので、早々にお昼を済ませて下山開始。

昼前からは霧雨がかなりあり、足元が濡れてきましたが、

普段からクライミングをされていることもあり、安定した歩行のお客様。

滑りやすい鎖場
滑りやすい鎖場

三座登頂、大変お疲れさまでした。また長距離移動もお疲れさまでした。

ご一緒でき、山やクライミングの話をうかがうことができ、嬉しく思いました。

残りわずかの百名山、またその後の登山も、どうぞ楽しんで行ってらして下さい。

今回はお越しいただき、ありがとうございました。

宿泊地について

今回、宿泊したお宿を紹介しておきます!

■四阿山 菅平牧場登山口まで車10分
ペンションウッドラフ
長野県上田市菅平高原1223-5306

■武尊山 川場野営場登山口まで車35分
ホテルルートイン沼田
群馬県沼田市西倉内町字滝棚780番地1

武尊山については、登山口によって便利の良い場所が変わります。

今回登った川場尾根と牧場キャンプ場の登山口は、沼田市の中心部に泊まると車で1時間以内なのでおすすめ。自家用車、またはタクシーでのアプローチとなります。

郷土の名峰上州武尊山ですが、どのルートをとっても登山道が荒れている所が多々ありますね。

草刈りを担当している知人が、道を直したいと言っていたのを実感します。

長いルートなので、草刈りなどの作業だけでもかなりの労力だと思います。

登山者はせめてこれ以上荒れないように歩く方法を考えないと!

他にも何かできる事があると良いのですが・・・