尾瀬横断ハイク🌸6月の巻【ガイド山行記録】
遅い梅雨入りがあってから、大雨がきたり猛暑だったり、ビミョ―な空模様でした。
そんな中、ぽかりと安定した天気の2日間に、尾瀬を歩いてきました。
鳩待峠から見晴
戸倉から9時半のシャトルバス乗車。鳩待峠から山下りです。
中学生や小学校の団体がおり、牛首辺りまではとってもにぎやかでした🥳
数週間でぐっと緑が多くなった湿原は、生命力にあふれています。
お花としては、カキツバタやアヤメ、そしてワタスゲが見ごろ。
緑一面の中に紫と白の点々が楽しいです。
池塘のヒツジグサもぽつりぽつりと咲き始めました!
それから、夏といえばトンボ。
日本一の小ささを誇るハッチョウトンボ♂です!
写真だと伝わりませんが、2㎝くらいしかありません。
真っ赤でかわいいな~💓
龍宮から見晴へ、どんどこ進みます。
だんだんと燧ケ岳も大きくなってきました~
山小屋泊まり
本日は見晴の「原の小屋」にお世話になります。
大きな小屋の裏、少し奥まった所にあり、レトロで可愛い雰囲気です。
お部屋に案内しながら、スタッフさんが食事の時間など丁寧に教えてくれました。
食堂前には夕食のメニューイラスト。かわいい~
期待が高まります・・・
そして談話室の本棚チェックも忘れずに。
こちらともう1つ、おもに雑誌を収めた本棚がありました。手塚治虫の短編集読み切らんかった😂
一つ一つのお話が映画を見ているようでした。
夕食の前にお風呂をいただき、最高にゆるゆる~
館内掃除が行き届いており、居心地が良いです。
待ちに待ったご飯は17時半スタート。
おかずは檜枝岐名物、イワナの甘露煮、タケノコなどですが、何より炊き立ての釜めしが主役!
こたえられない、ご馳走です~😋
そう、食前酒に梅酒もついてきます。
至れり尽くせりです💓
ご飯を食べたら、ぶらぶらと外へ散策に出ます。
見晴の色んな小屋、テントに泊まっている人、どこからともなく人が出てきて、
なんとなくぶらぶらしながら、夕暮れ時を過ごしている感じが好きです。
燧ケ岳にかかっていた雲も取れてきました。
お天気を祈りつつ、明日のロングコースに備えて、皆さん8時過ぎに就寝です。
峠を越えて尾瀬沼・大清水へ
朝は晴れ!期待していた朝霧も出てくれました👌
「話には聞いていたけど、実際見てみると・・・こういう感じなのですね」とお客様。
湿原で霧が出るってこういうことなのですね。言葉にし難い、幻想的な雰囲気です。
私はちょっと寝坊で、だいぶ霧が晴れてきてましたが、これも素晴らしい✨
朝ごはんもイワナがお皿に!しっかり食べて行きましょう。
お昼ご飯もチェック。クロワッサン弁当です、チーズや燻製卵、ゼリーも入ってる👇
予定通り7時から歩き出します。
なだらかな登り坂をおよそ2時間、白砂峠を目指します。
木道を歩く尾瀬のイメージとうって変わり、岩場の登り下りも含む道。
大きな段差は筋肉へのダメージを減らすよう、とくに気をつけながら歩きます。
そして辿り着いたのは、白砂湿原。
山が湿原に迫り、池塘に映る木々の色彩が、とても美しい場所。
尾瀬を横断する行程でないと行けないことも相まって、私は大好きな場所です。
こちらを過ぎれば、尾瀬沼はもうすぐ!
沼尻で休憩し、尾瀬沼東岸、三平下まで、湖畔を歩きます。
歩いている間、燧ケ岳も様々な山容を見せてくれました。
雲が取れてラッキーでしたね👌
三平峠からの下り途中で休憩を入れながら、バスの時間にもちょうど良いタイミングで下山できました。
さまざまな風景を見られる尾瀬、楽しんで頂けたでしょうか。
季節ごとに装い変わる自然を味わいに、ぜひまたお越しください✨
そして、たまたま一緒になった方同士が、「また一緒に行きましょう」と話されていたり、
「次は一人で来られそうなので、紅葉の時期に来てみたい」と仰っていたり、
そんな事があると、トコトコツアーが何かのきっかけになったかなと、とても嬉しく思います。
ぜひ、長く、楽しく、山を続けて頂けたらと思います。
ご参加ありがとうございました!