11月のトコトコハイク、子持山

どーんと快晴になりました。

霜月のトコトコハイク、子持山に行ってきました。

7号橋駐車場からスタート

朝は上毛高原駅に集合、乗り合わせて登山口へ向かいます。

土砂崩れや堤防工事が続いていた周辺ですが、登山口にいちばん近い7号橋まで車で入れるようになりました。ありがたい!

今日のゲストはお2人~

3人チームで紅葉狩り登山に参ります。

7号橋からスタートします
7号橋からスタートします

和歌に見る子持山の紅葉

子持山は昔から、もみじの名所として親しまれてきた山です。

万葉集に記されたのは、こんな歌。

子持山 若かえるでの もみつまで

寝もと我(わ)は思(も)ふ 汝(な)はあどか思ふ

万葉集

「かへるで」とは🍁もみじのことです。

形が蛙さんの手に似ているから、古語では「蛙手」と記されるそう。

もう一首。

子持山 紅葉をわけて 入る月は

錦につつむ 鏡とぞ知る

登山道の歌碑より

こちらは16世紀に川田城(沼田市)の娘として生まれた、円珠尼(えんじゅに)の歌。

錦とは金糸銀糸を織り込んだ布のこと。

当時は鏡が貴重なものだったので、きらびやかな布に包み、保管したのでしょうか。

和歌の才に恵まれた円珠尼、この歌が都にまで伝わり、時の天皇に御歌を頂いたそうです。

この時代、沼田の山奥に風流が分かる才女がいる、というのは、いかにも感慨深いものだったのでしょう。

それにしても、どのように彼女の和歌が京都まで伝わったのか?ちょっと不思議なことです。

もみじ狩りと展望の道

最初は屏風岩を経て、山頂に続く尾根を目指します。

秋の低山は葉っぱとのたたかいです。

道が分かりにくくなるし、とっても滑る!危ないのです。

コハウチワカエデ?真っ赤に染まった葉
コハウチワカエデ?真っ赤に染まった🍁

気に入った葉っぱを集めながら歩きます。

これぞ「もみぢ狩り」!

クロモジの黄葉した葉っぱ
クロモジの黄葉した葉っぱ

クロモジの黄葉、黒い実も沢山ついていました。

振り返れば、絶景!

獅子岩方面は絶景
獅子岩方面は絶景

足元の深い谷を見下ろせば、露出した板状の岩脈が見えます。

岩の上の木々も赤く染まり、風流。

頂上直下の岩場は手ごわい

低山ですが山頂は岩体のうえにあります。

岩っぽい道が続きます。

靴の摩擦をしっかり使って歩きます。

山頂直下の岩場はちょっと手ごわい
山頂直下の岩場はちょっと手ごわい

手ごわい!上州の低山は難しい所が多いです。

有名な山はカンペキに整備されてますが、かえって里山の方が危ない時がありますね。

山頂でお昼を食べて折り返しです。

下山は一層気をつけて!

下山おやつは地元の名産品

帰り道、 たくみの里飲むヨーグルトをいただきました。

酸味おさえ目で、美味しいのです。ごちそうさまでした✨

さらに、コンビニに焼きまんじゅうの出店があり、皆で購入。

家族ひとり1本が基本?ですが、私はケチなので1本だけお土産に。

うちに帰るとまさかの焼きまんじゅうかぶりで、大量の焼きまんじゅう・・・。

下山おやつは味噌まんじゅう
下山おやつは味噌まんじゅう