プライベート小屋泊谷川岳、10/24~25

katano-koya-snow

10月も下旬になり、紅葉がふもとまで降りてきました。

1泊2日の日程で、谷川岳肩の小屋泊のプライベート登山です。

ロープウェイから天神尾根コース

1日目は上毛高原駅で集合、今回のお客様は仲良し同級生のお二人。

大人になってからも、一緒に山に行けるなんて、とても素敵です。

霧雨のスタートです。

天神平に着いたら、安全登山の鐘をついていきます。

谷川岳肩の小屋

時折、あられや雪の降る中の登山となりましたが、肩の小屋に無事到着。

寒い中、頑張って歩いたぞ~

ココアで休憩、ほっこり~

暖かいって最高だ・・・

小屋って最高だ・・・

ひと心地つきます。

この夜は、冷えました!寝る前は、-5度。

夜になってもキリに包まれ、何も見えない・・・明日は晴れるようにと祈りつつ、就寝です。

チェーンスパイクを履いて山頂へ

朝。

-7度。氷の世界です。

素晴らしい朝焼けが広がります。

少し氷が緩むのを待って、オキノ耳へ向かいます。

念のために、チェーンスパイクを履いていきます。

これは特別に屋内で履き方を確認していますが、普段のアイゼン装着は小屋の外にしましょう。

お二人ともすぐに慣れて、しっかりした足取り。

雪が付くと、こんな何でもない階段も、思いのほか滑ります。

チェーンスパイクがあると、かなり改善されます。

お二人とも、すぐに慣れた様子です~

そして、見えてきたのは・・・

雪化粧の主稜線。

オレンジ、緑、白・黒のパッチワークが織りなす景観、独特です。この世の物とは思えない美しさ。

トマノ耳から見た、オキノ耳。

新潟側は晴れています。

オキノ耳から見た、トマノ耳。

時折、雲が流れていきます。

周りは自分達以外、誰もいません。

山に泊まらないと見られない光景、吸えない空気です。

オキノ耳に到着!

いよいよ、オキノ耳まで到達!

がんばりました~!!

トマノ耳から見た、オキノ耳。

雲のことをアメリカの西海岸では、『カール』と言うそうです。

雲が流れてきて景色が見えなくなりそうな時、「あー、カール君が来たねぇ」という風に、使うそう。

なんだか親しみを感じる、楽しい表現。

下山前に、3人でも記念撮影👌

ありがとうございます!

雪の上に・・・足あと・・・!

テンかな?

寒い朝、私たちよりずっと早起きです。

寒さに耐える山行になりましたが、お二人とも足元は慎重に、お喋りは明るく。

ウェア談義も弾みました。

無事下山です!

大人になってからは、登山を始めたくても、なかなか一緒に行ける仲間が見つからなかったりします。

何かのタイミングで、山仲間ができるのは、本当にラッキー。

誰かと一緒に歩くこと、その時間が、かけがえない貴重なものだと思えます。

寒い中、本当にお疲れ様でした。

お越しいただき、ありがとうございました。

これからも、お二人でたくさん思い出を作ってください。

2022年グリーンシーズン終了

谷川岳、2022年のグリーンシーズンは終わりです。

無事に過ごせたことに心から感謝です。

一緒に歩いてくださった方々、ご助力くださった小屋番さん、ガイドの先輩方、皆さんに大感謝です。

また来年、よろしくお願いいたします。